子供たちがやりたがらないことランキング

家庭で勉強を教えている場合はこんなことが多くあるはずという、子供たちのよく言う言葉や行動を紹介する。

勉強を教えているお母さんは「分かる!」とうなづいてくれるはず。

家庭では子供たちに「もうやらない。」と言われると、それまでになってしまうかもしれないが、

スターグリーンでは、伸ばすためには絶対に必要なことなので、うまく言いながら、やらせていることでもある。

子供たちが最初はあまりやりたがらなくてもスターグリーンではやらせていることでもあり、

「個別でないとここまでできないのでは?」ということでもある。

 

第1位 「学校でまだ習っていないからできない。」と予習を嫌がる。

→こういった時には、必ず「先に勉強しているから、他の子よりも賢くなるんじゃない?」と

アドバイスしている。事実、同級生が初めて聞いていることを自分が先に知っているというだけで

自分に自信が持てるようになる。

「学校でたとえ習っていなくても、いつかはどうせやる内容なのだから、今のうち勉強して、

人より高い学力を身につけよう!今、覚えてしまえば良いじゃん。」と励ますようにしている。

スターグリーンでは予習も復習も大切にしている。

 

第2位 間違えた問題のやり直しを面倒がる。

→一度間違えた問題は自分が苦手だからと、蓋をしたがる子供がとにかく多い。

ただし、一度間違えた問題こそ、できるようにならないと、高校入試まで引きずりかねない大切な問題である。

「ピンチがチャンス」なのに、子供はなかなかそれには気づけない。

そして、「ノートに書いておいて!」と言うだけでは絶対に書かないので、

スターグリーンでは、必ず、やり直しノートに同じ問題を書いておく。

すると、自然にこの問題は弱いから頑張ろうという先生からのメッセージにもなる。

できない問題は必ずできるようにさせるのである。

これが親子の関係ではなかなかできないことかなと思うし、塾を利用する一番良いところでもあると思う。

 

第3位 「分からない。」とすぐに言う。

→あまり考えていないのに、考えるのを面倒がる子供は多い。

しかも、そういう子供たちは決まって、設問を読んでいない。

「設問を声に出して読んでごらん?」と言うと分かったりする。

そこで、特に国語の問題である場合は、「最良の答えを提案してごらん?」と言う。

問題を空欄にするのではなく、極力、考えさせる。

考えて間違えたなら、それはそれで良しだ。考えないよりよっぽど次につながる。

子供たちはあまりにも「なんとなく」の解答が多い。

それを「根拠のある答え」に導きだすために、考えさせ、それが真の思考力になる。

だから、スターグリーンでは、「分からない。」と言われたら、ヒントを出すことにしている。

ヒントのみ。そこから何とか答えを紐解いてほしいから、少しずつヒントを与えていく。

それでできたら、とても褒めてあげる。

「分かったでしょ。だから、今度から、もっと自分で考えて見ると良いよ。」

本当に分からなかったら丁寧に説明するが、

思考力を育てるには安易に教えすぎてもいけない。

 

第4位 読解がなんたるかが分かっていない。そもそも本を読まない。

→読解力とは正しく読む力である。自分勝手な解釈ではなく、あくまで客観的に正確に判断できる力である。

昔、先輩の先生が言ってた。

東大文系に入るのも小学生からの読書量で決まっていると。


 さらに、先日、こんな記事を見かけた。

「家の蔵書量が多い程、高学歴は本当だった。」(マネーポストWEBより)

それによると、

「読書量と学歴は相関するのか。

20~39歳を対象に、

「15才の頃に家にどれだけ本があったか」と「大学進学率」の関係について分析したデータによると、

家に10冊以下しか本がなかった人の大学進学率は22.3%、

対照的に501冊以上あった人は大学進学率も77.4%とその差は歴然。」

「背景には、育った家庭の経済的要因と文化的要因の2つが考えられます。

まず、親の収入が多ければ本を買える経済力がある。

そして、本を読む親は子供に読み聞かせたり、本を読む親を見て、

子供にも読書の習慣がついたりするという文化的要因も挙げられます。」

(「アンダークラス」の著者橋本健二さんより。)

 

少なくとも小学生のころ文章を読んでいなかった生徒は高校で苦労している。

難関大学の入試で求められるような読解力はすぐにできるようになるほど、甘くはない。

だから、スターグリーンでは読書会を開くことにした。

遊びのようなフランクなものであるが、「本を読もう」というきっかけ作りにしている。

 

第5位 辞書を引きたがらない。

→スターグリーンのお子さんも最初は全然辞書を引かなかったが、

「たぶん、理解していないんだろうな」という言葉は意味を引かせるようにしているので、

すると、そのうち、自分から引くようになっている。

はまっていくお子さんも登場する。

「辞書を引くのって楽しいんだ。」と気付いてくれる瞬間だ。

私は高校時代、読書家でもなかったから、国語が苦手な頃があり、

「とにかく、岩波の辞書を毎日引け」とアドバイスをされたことがある。

「あ」~「ん」まで読みふけっていたこともあるが、

今考えると、今の語彙力の形成のほとんどはあの時代に作られたと言っても過言ではないから、

いかに学生時代の読書や辞書引きはその後の人生に大きく影響するのか、と重みを感じている。

 

第6位 「みんな、勉強してないって言ってるけど、やる必要あるの?」と言う。

この言葉は罪深い。確かに、幼いころからなぜか天才で勉強のセンスがあって、

たいして勉強しなくても「できるやつ」というのは存在する。

しかし、多くの上位層の秀才たちはきちんと努力しているのだ。

本人が勉強したくないから、「みんなまだあんまりやっていないって言ってるし、

まだいっかなー。」と。どうしても楽な方に身を置きたいし、

大して勉強も好きではないからこう言うのだ。

ただし、ご存知、こんなことを言っていても「やっていない」と言っていたも

「裏で確実にやっている奴ら」がたくさんいるのだから、

たくさんやるべきだと説得するのは大変だが、言い続けている。

 

まだ、第6位までで申し訳ない。

第10位くらいまでそのうち子供たちと接する中で、また気付きがあるはずなので、

その時にまた、こちらに書くことにする。

 

最初のころ、スターグリーンに慣れないことも多かった子供たちも2か月も経つと、

当たり前にできることになってくる。

読解、辞書、漢字、計算など、

塾に入る前までは、「全然やってなかった!」と子供たちは言う。

スターグリーンで、新しい境地を見いだしてくれたらしい。

しっかりと、学習の基本のやり方を教えることができるのは本当にうれしいことである。

 

実際、スターグリーンの子供たちはびっくりするくらい頑張っている。

通い放題なので、たくさん通っている上に、自主的に宿題まで提出する。

2時間集中しているし、レベルも高い。

 

英検、漢検と向上心を持って頑張っている。

大人顔向けである。

 

そんな彼女彼らを見ていると、やはり、オープンして良かったと思うのだった。

 

最後に、もちろん、中学時代からでも超難関を突破する人もいることは事実だが、

小学生のうちから準備した方が得策である。

 

「小学生のころから頑張っている人には勝てない。」と

すっかり中年になった私も思うのであった。

それほど、畏敬の念を感じるのが頑張る小学生なのである。

やはり、今日も小学校教育に力を入れようと思うのだった。

 

読んでいただきありがとうございます。

スターグリーンがお役に立てますように。