資格か学歴か、はたまた資格などその後の人生にたいして関係がないのか。
小学生の平均学習時間は95.8分である。
小学生のうち中学受験希望者は35.3%が平日3時間以上勉強しているという。(ベネッセより)
中学受験と言えば、芦田愛菜ちゃんが有名であるが、彼女は休日12時間勉強していたというからすごい。
難関大学受験の高校生並みだ。
彼女は小学4年から塾に通い、5か月で偏差値70まで上がったという。
彼女の成功は活字好きと本人も公言するくらい読書量が多いこともその要因だったのかもしれない。
芦田愛菜ちゃんが4年生から準備していたように、
5.6年からの準備ではとても足りないというのが現実であり、
その事実こそトップ層がいかに難解かを示している。
横田ジャガー夫妻の息子さんの中学受験も話題になったが、
毎日長時間努力していたものの、第1希望校には合格できなかった。
頑張ったんだから、素晴らしいじゃないかと、私自身は一視聴者として見ていたのだが、
「半年で合格できる程、中学受験は甘くない。」と、かなりバッシングと批判も受けていたことを
ご存知だろうか。
それほど中学受験は熾烈である。
成功した子供は良いが、失敗した子供は精神的に不安定になり、
その後、不登校など難しい状況に陥ってしまう場合もあるという。
それでは、中学受験をしないで、のびのび育てたいけれども、
中学校でも学力面できちんと活躍して欲しいという
まさに、スターグリーンのメンバー様のような場合で、検定の有効性について、考えよう。
なぜ、検定が有効なのか。
理由は簡単、6年間はあまりにも長いからだ。
学校で確認テストをしても、小学生は一喜一憂して終わり。
必ずや高校入試を控えている中学生とは異なり、小学生には強制力がない。
あまりにもできないことを放置できる環境が整っているということだ。
通知表をもらっても、みんな「そこそこ」の成績しかついていないので、
そこまで差も分からず、「そこそこ」だからいっかと安心してしまいすぎる。
その状態は、中学で活躍するためには極めて危険である。
私がスターグリーンで大切にしているが、「先取り」である。
これが検定の醍醐味でもある。
名だたる名門進学校では高校2年生までに全範囲を終了させ、高3では受験対策のみに専念するというのは
あまりにも有名な話であるが、これが「先取り」の有効性の証明でもある。
たとえ、優秀な生徒であっても、膨大な知識を一気には暗記できない。
そこで、問題演習を積みながら、学力は上がっていく。
その時間は「たっぷり必要」という訳だ。
その「先取り」を小学生に応用するのであれば、
検定が良いきっかけになるということである。
中1ギャップにならないよう、小学生のうちに「先取り」していくのがとても合理的、
かつ、自分に自信が持てるようになる秘訣である。
「自分はもう中学生の勉強をしているんだ。」
「同級生が知らないことを勉強しているんだ。」と、自信を持たせることができる。
スターグリーンの小学生たちは、漢検4級、英検4級、そして、3級にチャレンジしている。
そうして、予習中心でありながらも、子供たちは自分で考えながら毎日頑張っている。
すると、やはり、週2回では足りず、予習をする以上、週3回程度必要になる。
通い放題にはそうした理由も一つである。
週2回ではおそらく復習で精一杯であるから、週3回以上で予習もしていく。
これがスターグリーンのスタイルだ。
繰り返すと、小学校6年間はあまりにも長い。
区切りをつけるのも難しく、例えば、1・2年生が定着していないまま、
3年生になると、3年生時点で倍の時間を復習にかけなくてはならないし、
ましてや、6年生で4・5年生が定着していなかったとしたら?
どんどん後手後手になり、
極めて合理的ではない状況に陥るが関の山である。
だからこそ、小学生には区切りであるステップ、ハードル、すなわち勉強させるきっかけを与える必要がある。
漢字、英語などいずれもなんとなく覚えていないまま終了してしまうことになりかねない。
それをきちんと消化していく。
そのためには、検定が有効であるということである。
すると、検定は適度な回数かつ、その目標づくり、きっかけ作りにはするのが容易なのである。
保護者の方々は検定を申し込み、子供たちもなんとなく試験だし、
不合格も嫌だからなんとなく頑張るのである。
さらに、検定は春、秋、冬、と年に3回という、少なすぎず、多すぎずの回数、
失敗しても次に受験できる、中学受験とは異なり、リベンジできるチャンスがあることが素晴らしい。
そして、検定合格にはこんなデータも出ている。
埼玉県高校入試については、こんなデータも出ている。
<英検>
3級取得者 学力検査平均 +9.4点
準2級取得者 学校選択平均 +8.5点
<漢検>
3級取得者 学力検査平均 +6.2点
3級取得者 学校選択平均 +12点
(教育開発出版データより)
英検・漢検を取得しているお子さんは高校入試の平均点も高いというものである。
つまり、日頃から英検・漢検取得のために頑張っているお子さんは
高校入試でもかなり成果を上げているということである。
すなわち、検定を持っている人は確実に実力を上げているということだ。
検定か、学歴かのどちらかではなく、検定力が学歴に影響しているという例である。
私が尊敬してやまない東京大学名誉教授である上野千鶴子先生もこう言う。
「今や親の力無しで東大には受かりません。」
「今や東大は親との二人三脚なしには合格できない大学です。」と。
つまり、親がどれだけのお金をかけたか、親がどれだけ子供に教育熱心であったか、
親がどれだけ子供たちとの時間を長く設けたか、にかかっているようである。
スターグリーンは
親が勉強させるという強制を奨励するのではなく、
試験という小さなハードルを適切な時に与えてあげるだけで子供たちは変わるということを
提唱しているのである。
きっかけを与えるだけで子供たちは劇的に変わる。
スターグリーンが検定に力を入れている理由は分かっていただけただろうか。
スターグリーンは春よりも、秋と冬で検定に力を入れている。
春は環境に慣れたり、学校の勉強で大変な時。
負担をかけすぎずと考えている。
読んでいただきありがとうございます。
スターグリーンが皆様のお役に立てますように。