覚えなくてはならない英単語の数

小学生の英語の必須化に伴い、会話に重きが置かれているが、

そのこと自体の重要性は否定しない。

言語は文化の創造であり、コミュニケーションツールであり、大切な人のために使うものであり、

それは何千年かけて、作り上げられた人類の英知であるからきちんと使いこなしたい。

とは思う。

 

が、母国語ではない言語の習得は容易いものではない。

バイリンガルだって2つの言語能力をキープをするのが困難なのに、

子供たちに英会話ばかりを押し付けるのは残酷と言えば残酷だ。

 

新テストで記述式の問題が増えることは間違いない。

今英語の不安を浴びせられているかもしれないが、

日本語の語彙力こそ、今後もっと要求される力であることを教育のプロとして強調しておく。

 

子供たちに小論文を書かせるとびっくりするようなものが提出される。

小学生の頃に書いた日記がそのまま提出されるような有様だ。

これは教員時代の経験からであるが、

主語、述語がめちゃくちゃだったり、熟語が全く使えなかったりと

日本語の文章こそ本当にひどいことが多く、何度もがっかりさせられた。

 

SNSの普及で語彙力が上がったという報道がある一方で、

実際の子供たちの文章を見ると、ツイッターのようにつぶやくようなものばかり。

「小論文はラインではない。」と何度も注意したことを覚えているが、

ツイッターのような最大120字の中に短い文章で思いを伝えることに慣れている彼らの文章は

特殊な領域にある。

うまいかもしれないし、一方で下手かもしれない、特殊な領域だ。

そこでしか成立しない集合体のようなものだ。

研究論文とは一線を画す。

 

母国語の言語習得を怠ると、

脳の言語野に影響があるだけでなく、

やはりそれにつながる思考にも大きな弊害を生みかねないという。

 

そうは言っても、

難関大学では英語の偏差値70以上は必須だ。

高校入試、大学入試は待ってはくれない。

英語が苦手だという多くの生徒が「単語が覚えられないから。」と言う。

 

ということで、本題に戻ろう。

ご存知ですか?

覚えるべき英単語の数は?

(データはまちまちなので目安です。)

小学生は700、

中学生は1800、

高校生は5000、

難関大学では6000、

ではペラペラ話せる英単語の数は?

20000

 

なんとまぁ、小学生でさえ700とは驚くべき数字ではないでしょうか。

現代の子供たちは我々の世代とは異なる環境に置かれていることを知っておいていただきたい。

 やはり、小学生からコツコツと、が今までよりも必要になっているということだ。

我々世代は英語は中学生からでも十分間に合った。

ただ、あせる必要はない。

英語の習得が得意だった人ほど、中学生からでも遅くないと言うのだから。

 

だから、気づいた今から、書く力も身につけられるように意識さえすればよい。

英単語のスペルがきちんと書けるように今から準備しておけばよいのだ。

 

スターグリーンは英単語の習得とも一緒に戦います。

子供たちが置かれる環境の残酷さに寄り添いたいと思います。

夏休みに英単語暗記プログラムを実施します。

ぜひご参加ください。

 

日本語が話せて、さらに英語が話せれば無敵だ。

 

文章があちこち行ってしまったが、

国語も英語も両方重要だし、両方頑張るから相乗効果で両者が確実に伸びていく。

その現象は、数学や理科・社会にも波及していくから不思議だ。

 

漢字の習得や英単語の習得が一滴の水だとしたら、

その水滴がコップの中の水すべてに影響していくように

きっとあなたの学力はうなぎ登りになるはずだ。

だから全部頑張る。

色々講釈を垂れたが、もっとシンプルで良い。

国語・英語・数学をしっかり頑張りつつ、理科・社会も頑張る。

すると革命が起こる。

そう信じて頑張れば良い。

迷う必要はない。

 

読んでいただきありがとうございます。

スターグリーンがお役に立てますように。