覚えなくてはならない漢字の数

あなたは漢字が好きですか?

学生時代にいくつ覚えなくてはならないかをご存知ですか?

 

まさかの、小学生の6年間と中学生の3年間の覚える数はほぼ同じである。

小学生は6年間で1026字。

内訳は1年80、2年160、3年200、4年202、5年193、6年191である。

中学生は3年間で1110字。

こりゃ、小学生からコツコツ覚えて行かないとひどいことになるという想像はたやすいだろう。

 

漢字は厄介なもので、

大人になってから書けなくて焦ったり、

恥ずかしい思いをしたりすることがある。

 

かく言う私は文系なのに今も漢字に自信がない。

年をとり、より一層浮かばなくなるからさらに厄介だ。

 

英語は読めなくてもごまかしたり、忘れちゃったで言い逃れはできたりするのに、

漢字がごまかせない。

そう、教養や品格がばれてしまうので、シビアだ。

 

おかしい。

私が早稲田に入れたのはおそらく英語の偏差値が70以上であったからであるが、

しかし、いざ社会に出て恥をかくのは漢字だなんて、こりゃおかしい。

 

でもそれはそうだ。

ここは日本だ。

私は日本人だ。

誇りある日本人だ。

(たぶん。)

 

英語は日本語を上手に操れれば

付加価値として、勝手に身に付くはずだ。

思考において、言語は切り離せないから、

まずは母国語で考えてから、英語に変換することを考えれば、

日本語を正しく学んだ上で、英語力が必要になる。

思考は、日本語→英語の順番で良いという訳だ。

英語→日本語にしたいのであれば留学が早いように思う。

これは留学した生徒をたくさん見てきたから断言できる。

もちろん、留学にはお金がかかる訳で、

日本で勉強しても十分ペラペラ話せる力は身につけられるのは言うまでもない。

 

しかし、留学から帰って来た生徒たちは英語のシャワーを浴び、

自信を失いながらも新たな自信を手に入れて帰って来る。

本場仕込みのめちゃくちゃ早い英語を毎日浴びて帰って来る。

英語を話さなければ生活がままならないのだから、英語と闘って帰って来る。

 

だから、彼らは大学入試との闘いにも本気で向かい合うことができる。

精神的タフさも身につけて帰って来るのだ。

その成長ったら著しい。

留学を躊躇しているのならば、ぜひ行くことをおすすめする。

日本の生活のありがたみも身に染みて帰ってくるから、感謝もセットだ。

 

スターグリーンはどちらかと言えば、国語力に力を入れている。

英語教育に踊らされないように、と警鐘を鳴らしている。

 

先日、共通テストのリスニングの配点が2倍になるとの発表があったが、

それも大丈夫。

今の生徒は学校の授業でコミュニケーション英語に触れている。

長文を読む方がよっぽど苦手だ。

読解の方が心配だ。

以前にも「英語学習の危険性!ママたちの悲鳴」でも書かせていただいたが、

思考を深めるには国語力が不可欠だ。

国語力が全教科に影響を及ぼすという恐ろしさに早く気付いて欲しい。

 

英語長文を読むには、日本語の評論が、小説が、きちんと読めないではお話しにならない。

書く力を伸ばそう。

そして、漢字も書けるだけではなく、

意味も調べたり、理解したりする時間も大切にして欲しい。

 

大学受験の時、「岩波の国語辞典をとにかく引け。」と言われた。

読書量の少なかった私はあの時が語彙力形成に重要なターニングポイントだったと思う。

あの時、国語辞典に親しんでいなければ、きっと、今でさえ語彙力に自信がないのに、

さらに語彙力のない大人になっていたに違いない。

 

人生は長い。もちろん、いつやったっていい。

でも、受験というリミットがある以上、若い頃にやっていて損はない。

辞書に親しもう。

意味を知ろう。

 

そう、人間の心は変幻自在で移ろいやすい。

誰かにそれを正確に表現できないからストレスが溜まる。

「違う、そういうことじゃなくてね、、、。」のあとが出てこないことってないですか?

「何て言えば良いのだろう。」なんてことも。

 

やっぱり、言葉が貧困だとお互いの円滑な関係にも支障をきたすことがあると思う。

親しい人、愛する人には自分の状況は知っておいて欲しいから。

すると、やはり、微妙なニュアンスも伝えられる語彙力って大事だなと思う。

「伝えたいのに、伝わらない。」っていうフラストレーションは蓄積すると恐ろしいから、

お互いが冷静に絶妙な言葉のチョイスで伝え合えば、

変なケンカはきっと減るんじゃないかな。

何より、人間関係を深めるのもやっぱり言葉のチョイスだと思う。

 

スターグリーンでは、夏休みに漢字を覚える暗記プログラムを実施します。

気軽に参加してください。

 

大人たちは言う。

「暗記は自分でやるもんだ。」

でもそれってできない人からすると、つらい言葉のようにも思う。

「自分じゃできないからつらいんじゃん。」

 

時間を取って、みんなでやる、だから覚えるというきっかけも大切。

私たちスターグリーンは普通は自分任せにする「暗記」を全力でお手伝いします。

そして、暗記のポイントを掴んでもらいます。

「こうすれば良かったんだ。」という気づきを大切にします。

それで家庭学習がより一層効率の良いものになることを願って、

まずは先生の前で覚えて、苦戦して、達成するという経験をしてもらいたいと思います。

 

読んでいただきありがとうございます。

スターグリーンがお役に立てますように。