教育という学問分野についてはデータではなく、
誰かの成功体験が正当化され語れることが多く、極めて個人的学問領域にも思えていたが、
昨今様々な研究で教育においてもデータで多くのことが明らかになってきた。
それが今回のテーマ
「子供の頃に夏休みの宿題を休みの終わりの方にやった人は、大人になってからどうなるか。」
大阪大の池田教授によると、(「学力の経済学」より)
子供のころに夏休みの宿題を休みの終わりの方にやった人は、
喫煙、ギャンブル、飲酒の習慣があり、
借金もあり、太っている確率が高いことが明らかになった。
要するに、宿題を先延ばしにするような自制心のない子供は
大人になってからも色々なことを先延ばしにし、
「明日からやろう」といっては
結局喫煙できず、貯蓄もできず、
ダイエットもできないという。
なかなか厳しいデータですね・・・。
されど、宿題、されど、夏休みの過ごし方なのであろう。
暑いからと言って、家でだらだら過ごすのではなく、
アグレッシブに行動できるかどうかも
大人になってからの生活を予測できるヒントがあるように思う。
まず、暑さに負けない精神力があるか。
暑さを理由に、やるべきことから逃げない精神力があるか。
みんな暑いのだ。
みんな遊びたいし、さぼりたいのだ。
誰だって宿題なんてやりたくないのだ。
大人になったって、心からやりたい仕事は実に少ない。
やりたくない仕事は山積みだ。
子供の宿題よりもよっぽどタチが悪いと言いたいところだが、
子供は我慢する力が弱いから、それはそれで大変なのだろう。
話は少し変わるが、
大好きな全仏オープンの4回戦、錦織圭対ペールの対戦において、
ペールはフランス人だから、完全に観衆を盛り上げ味方につけた試合を展開した。
これを見た時、
2015年の全仏オープンで錦織がフランス人のツォンガに負けたことが頭をよぎり、
プレーもしていない私は嫌な予感がよぎった。
また、アウェーの中、錦織は冷静に戦えるのだろうか。
そこで、解説者が繰り返した。
「ペールは30歳、錦織は29歳、
両者ともに精神的な成長が著しい。」と。
30代、大人としても、テニスプレーヤーとしても
脂がのった年齢になってきたのかもしれない。
大きな大会での経験値、
そして、大きな試合での冷静な試合展開、
精神的成長を遂げている2人に解説者は唸った。
精神的成長。
遡ると、2019年全仏2回戦では、
錦織はあの2015年にフルセットで敗北したツォンガに見事勝利した。
こちらもドラマがあった。
あのツォンガを倒したんだ!
怪我で苦しんだ錦織がと。
久しぶりにスポーツで元気をもらえた。
あんなすごい選手だって、
限界を目指して戦い、
今も成長し続けている。
今、勉強していない子供たちが成長しないはずはないと思うのだ。
スターグリーンでは、
7月末に「夏休みの宿題を一気に終わらせる3日間」を企画しています。
ぜひご参加ください。
データから見ても、早めに終わらせておいた方が良さそうですしね。
そして、何より涼しい環境で勉強できるので、
家で勉強するよりも電気代もかからず、エコですよ!
ぜひぜひ、お越し下さい。
読んでいただきありがとうございました。
スターグリーンがお役に立てますように。