ゲームについては、きちんと科学的なエビデンスに基づく本をいくつか読み漁ったが、
やはり大体が1時間程度は良いが、
2~3時間くらいの長時間になると「悪」になると書いてある。
ゲームをしている時の脳は認知症の反応と似ているなんてものもあった。
さらにあの有名な雑誌「ネイチャー」が衝撃的なデータを発表した。
50分間ゲーム機で遊んだ脳内の変化を見ると、
ドーパミンが大量に放出され、その量は覚せい剤を静脈注射した時と同じレベルであったというのだ。
覚せい剤は依存性があるが、ゲームにも依存性になる可能性があるという。
簡単に興奮や快感を得られるためアルコール依存症や薬物依存症に見られる脳の変質が
ゲーム依存症にも認められるというのだ。
ゲーム依存症の人は注意や我慢に関係する脳のネットワークが弱まり、
ゲームに快感を求める脳のネットワークが強化され、
ゲームをしたくなる気持ちを抑えることがうまくできなくなるという。
(「頭のいい子にする最高の育て方」より。)
注意や我慢ができなくなると、人生そのものを脅かし、蝕んでいく。
大人は子供たちの命を守らなくてはならない。
ゲームが大好きなお子さんをお持ちの家庭ではおそらく毎日が戦いであり、死活問題であろう。
あまり買い与えないというのがアドバイスになろうか。
少し話は変わるが、ちゃんとゲームの話には戻るので読み進めて下さいね。
本当に子供たちに「無限の可能性」ってあると思いますか?
教員時代、正直、「君たちには無限の可能性がある。」って言葉があまり好きではないと
よく言っていた。
だって、そんなのウソじゃん。
なぜか。
人間は知っているものからしか絶対に選べないからだ。
まず、何も知らないものが選択肢や候補になるなんて皆無だ。
知識のカケラや縁や出会いがあって初めて調べ深めていくことができる。
人に聞くのも良し、それを知り合いが近くにいるのも良し、
始まりは絶対に知識の断片だ。
その知識の断片と素敵な出会いを果たし結実するには、いかんせん、
日頃から社会を眺めるというよりも、広い視野で探し物みたいに世界を見つめないとならない。
広い見識を持ってこそ、初めて無限の可能性が生まれるんだ。
条件付きなんだ。
だから、決して乱暴に使ってはならない言葉だ。
広い見識が興味の源流になり、趣味や職業に繋がっていく。
その時、無限の可能性が子供たちの目の前に広がっているに違いない。
若者たちへ
世界にあるあなたの大好きな知識のカケラを見つけて!
ゲームだけではなく、たまには空を眺めて世界を見つめて!
小さな画面や世界ばかりじゃ知識の断片を見つけるチャンスが減っちゃうよ。
素敵な人生のために!
最後に、
プロゲーマーのトキドさんはとても有名人であるが、彼は東大出身だ。
簡単にプロゲーマーで食べてはいけない。
彼の生活をテレビで見たが、ゲームとは一見無関係な体力強化にも日々取り組んでいた。
ゲーム好きを否定はしない。
しかし、彼も言っていた。過酷な世界だと。
「なんとなく好きだから」とやり続けてしまうと、時間の浪費にすぎない。
さぁ、ゲームばかりで保護者を困らせずに、たまには
「ゲームよりママと料理した方が楽しいから一緒に作ろうか?」
なんてお母さんを喜ばせてはいかがかな?
ものすごいギャップの性格イケメンになるはずだ。
広がる無限の可能性を無駄にしないで!
読んでいただきありがとうございました。
スターグリーンがお役に立てますように。