子供たちの口癖

「あの子はあんまり勉強してないのにめちゃめちゃ頭が良い。」と子供たちは本当によく言う。

 

そんな時、その人の生活すべてを覗いたのかい?と聞きたくなるし、

たまたま存在したレアケースの天才を目の当たりにしただけじゃない?と言いたくなる。

 

子供たちは平等を教え込まれているせいで

差別や区別に敏感でも、意外と人間的な確固とした「違い」には鈍感だ。

もしくは、楽な道を選びたい、勉強から逃げたい余りについこれを口にしてその場を繕っている。

 

孫子兵法でもおなじみ、孫子は「敵を知れ」と言っているが、

意外と大事なのは後半の「自分を知る」ことだ。

 

孫子はこう言っている。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」

つまり、

「敵と味方の情勢を知り、その優劣・長短を把握していれば、

何度戦っても負けることがない。」(大辞林より)

 

自分がまずできないことを知る。

それを知れば対処法が分かる。

すると、凡人である場合は成績を上げるには勉強するしかないのである。

そういうことに気付ける潔さがある人が結果的に勝つのだと思う。

 

まず、人間の能力や学力は平等なのか?自分は天才なのか?凡人なのか?と想像してほしい。

 

自分が天才か凡人かの区別は容易いはずだ。

まず、それを理解し、勝つために勉強する。

そう割り切れる人は天才以上に強いはずだ。

困難を乗り越えた分だけ強くなれるから。

 

事実、秀才は天才を食おうとして意外と影の努力を相当積んでいたりするから面白い。

人生最期まで勝つか負けるかなんて分からない。

 

所ジョージさんは生き方上手のお手本のような人だと思っているが、彼はこんなことを言っていた。

 

「自分がバカだと思っているから悩まない。」

 

「みんな、自分がたいそうなもんだと思っているから悩むんじゃない?

俺はバカだし、どうしようもないと思っているから失敗してもしなくても悩まないよ。

自分に期待してないもん。」

 

ほー、やはり生き方上手は違う。

ある意味、達観しているし、潔い。

あれだけ芸能界のスターでも奢らないからずっとスターなんだなー。

確かに、自分への期待値が高い時に、必要以上にプレッシャーを感じたり、変に落ち込んだりする。

なんて、自分はダメなんだーって立ち直れなくなる。

 

受験生のみなさん、若者のみなさん、

悩みは尽きないし、色々とあると思うけれど、

自分はあまりできないんだから人よりちょっとだけ頑張ってみようで良いのではないかな?

天才と比べたところで良いことはないよ!

 

つらい時は自分はなんてバカなんだで乗り超えられるのかも。

そしたら、バカだから頑張ろ、ガハハって笑える。所さん流で。

 

少し訂正。でもこの方法って幼児・小学生・中学生には向かないかも。

ベストセラー「学力の経済学」では、自信を持たせた子供たちが成績が伸びるという。

自分はできるんだという感覚が大切だ。

発達段階に合わせて、子供への対応は異なる。

これは性格の多様な子供たちの対応も同様である。

子供たちをよく観察して、彼らの本質を見抜き、いかにやる気を持たせられるか、

学力の経済学でも、いい先生とは「成績を伸ばせる先生」と断言している。

そういう先生でありたい。

 

読んでいただきありがとうございます。

スターグリーンがお役に立てますように。